北海道のヒグマ出没情報('08.7.25)

日時:2008年7月20日午前4時ごろ
現場:羅臼町の国設羅臼温泉野営場(キャンプ場)
備考:下記参照

家族5人が寝ていたテントを襲った。ヒグマはテントを外から押し続け、内側から中学生の長女(12)がキック1発で応戦すると退散。長女は当時、寝ぼけていて、妹(10)のいたずらと勘違いしたという。テントが約50センチ裂ける被害を受けたが、5人にケガはなかった。
長女はテントの外から何かに押されていることに気づいたものの、当時は寝ぼけていて、押しているのは妹だと思い、最初は手で押し返していた。あまりにしつこいためキックを1発お見舞いすると、押される気配がなくなったという。
この一部始終を、一緒にいた家族は気付かなかった。だが、周囲には当時、テント20数張りに約50人がおり、若い男性が外から目撃していた。体重70キロ前後のまだ幼いヒグマとみられ、シカの親子を追ううちに、においをかぐようなしぐさでテントに近づいていったと話した。蹴られた後は、ササやぶへ消えていったという。
同4時20分ごろ、忘れ物を取りに戻った管理人が、家族からヒグマ出没を知らされて羅臼町役場に連絡。その後、市の職員や地元のハンターらが猟銃を手に周囲を午前7時ごろまで捜索した。
同日午後になり、2頭を捕獲したが、いずれもテントを襲ったヒグマかどうかは不明。キャンプ場は安全が確認されるまで閉鎖された。22日現在では再開時期は未定。
捜索にあたった羅臼町環境管理課の宮津直倫参事によると、ヒグマは現場周囲の知床横断道路(国道334号)近くに多数棲息。付近に「熊の湯」と名付けられた温泉もある。ただ、同キャンプ場での目撃例は昨年、一昨年ともそれぞれ1例ずつ。テントを襲った例は記憶にないという。
長女はあとでヒグマだったと知らされても笑顔を浮かべていたそうで、宮津参事は「若いヒグマは人間の怖さを知らないので、対処を誤れば非常に危険。ヒグマだと思って大騒ぎしていれば危なかった」と胸をなで下ろしていた。


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