大分県 クマ目撃出没情報

2023年9月22日15時45分ごろ、大分県玖珠郡九重町田野、田野庄内線621号道路にて、熊を目撃しました。黒く、体長は1.5m程度で、車で通行中に前方を横切って行きました。北海道で熊をやはり同じような状況で見たことがあるので、見間違えは無いと思っています。
登山後でしたので、長者原ビジターセンターには電話にて一報しましたが、熊は絶滅しているはずです、との見解を聞かされました。
かっつん様よりご投稿いただきました。ありがとうございました。
 
九州地方のツキノワグマは1941年にオスが捕獲され、1957年に子グマの死骸が見つかり、1987年11月のオスを最後に野生絶滅したとされてます(2001年大分県版レッドデータブック)。
1987年11月のクマは、大分県の祖母傾山系で猟師が射殺したという。但し、このクマは、もともと九州に生息していたクマの生き残りではなく、 本州から人が持ち込んだクマかその子孫だとするDNA解析(福井県から岐阜県にかけて局所的に分布しているクマと同じタイプ)の結果が報告されています。
2009年1月には、宮崎県高千穂町の山林でイノシシ捕獲用の罠にかかり、猟師が現場を離れた間にいなくなってしまったとの情報が寄せられていました。
2011年10月以降、祖母傾山系で目撃情報が相次いだため、 野生生物の専門家らで組織する「日本クマネットワーク」が、痕跡調査を実施。
環境省が2012年8月28日公表した改訂版レッドリストで、九州地方のツキノワグマについては、1957(昭和32)年以降捕獲例がなく、「すでに絶滅している」としてリストから削除されました。九州地方のツキノワグマはこれまで「絶滅の恐れのある地域個体群」に分類されていました。

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